WIDE

WIDE Projectのあゆみ

WIDEプロジェクト発足から30年が経過しました。この間、産官学を問わず多様な団体や研究者たちの連携により、数多くの新しい試みが成果をおさめてきました。今日見られるインターネット環境構築の一翼を担ってきたWIDEプロジェクトの歴史は、インターネットの進化の歴史と共にあります。

2012 -
  • インターネットガバナンスについてのWIDEプロジェクト声明
  • 第4回 Itojun Award は John Jason Brzozowski、Donn Lee、Paul Saab の三氏が受賞
  • 村井純がインターネットの殿堂(パイオニア部門)入り
  • WIDEインターネット100Gbpsテストベッド運用開始
  • 研究教育ネットワーク初の100Gbps太平洋接続開始
2011
  • IPv4アドレス枯渇と今後のインターネット運用に関する声明
  • 東日本大震災復興に向けたWIDEプロジェクトの取り組みを宣言
  • 村井純 2077 IEEE Internet Award 受賞
  • 震災復興インターネットプロジェクト開始
  • 第三回 itojun Service Awardを6rdの実装と設計を手がけた Alexandre CassenとRemi Despresの両氏が受賞
2010
  • 村井純がWIDEプロジェクトFounderに
  • 東ティモール民主共和國にSOI Asiaパートナーが誕生
  • 第二回 Itojun Service Award をFreeBSD のBjoern Zeeb氏が受賞
2009
  • WIDEプロジェクトの20年を記録した書籍『日本でインターネットはどのように創られたのか?---WIDEプロジェクト20年の挑戦の記録』が発売に
  • 皆既日食映像を活用した子どもたちの交流イベント「グローバル・キッズ・エクリプス2009」を開催
  • 皆既日食の映像をインターネットにマルチキャスト中継
  • Winny開発者に対する大阪高等裁判所の判決と技術者の社会的・道義的責任に関する声明
  • 76th IETF開催(広島)
  • 第一回Itojun Service AwardをGoogleのLorenzo Colitti氏とErik Kline氏が受賞
2008
  • M-Root DNSサーバのIPv6アドレスがルートゾーンに登録、IPv6でのDNS検索が可能に
  • デジタル技術の健全な社会応用を阻む「ネット有害情報規制法案」への反対声明
  • Itojun Service Award、ISOCに設置
2007
  • 次世代インターネット認証基盤プロトコルPA N A / Diameterの実装と相互接続試験に成功
  • Mobile IPv6を用いたIPv6移動通信サービスの実験運用開始
  • 10ギガビットネットワークを利用したインターネット速度記録を完結
  • IPTVコンテンツ配信技術の研究と国際協調
  • JP DNSサーバ「e.dns.jp」を増強
2006
  • 東京大学のIPv4, IPv6 Internet2 Land Speed Record 更新に貢献
  • USAGIプロジェクトが平成18年度情報通信月間総務大臣表彰を授賞
  • TransLight/Pacific WaveとTransLight/Starlightが10Gigabit Ethernetで直接接続
  • GLIF Workshop を NICT/NII と主催
  • SOI Asia Project 10カ国19組織による Global EWorkshop 2006を開催
  • AI3 Project 10周年シンポジウムをインドネシアで開催
2005
  • SOI Asia シンポジウム”スマトラ沖地震によるインド洋津波~アジアの大学から世界へ“
  • 愛知万博-幕張間で非圧縮HDを用いた高精細動画像の遠隔コラボレーションを実現
  • 村井純、IETFにおいてポステルアワードを受賞
  • ハワイ・マウナケア山頂のすばる望遠鏡から、愛知万博会場への遠隔授業を支援
  • ソウルにてワークショップを開催
  • 愛知万博-アムステルダム間で非圧縮HDを用いて遠隔ジャズセッションを支援
  • プーケットにてワークショップを開催
  • 東京大学のIPv6 Land Speed Record樹立に協力
  • インドネシアアチェ州シアクアラ大学にAI3を利用した災害復興協力
  • KAMEプロジェクトの完成宣言
2004
  • JGN-2 に接続
  • MobiHoc2004開催(東京/六本木)
  • T-LEX および IEEAF 太平洋回線運用開始
  • M Root DNS サーバ Seoul 運用開始
  • M Root DNS サーバ Paris 運用開始
  • 東京大学のIPv4 Land Speed Record 樹立に協力
2003
  • Net.Liferium 2003技術協力
  • NSPIXP-2 東京メトロポリタンエリアでの分散運用開始、名称をDIX-IEに変更
  • IPv6 Technical Summit 2003開催(横浜)
2002
  • UDLR技術を利用したAI3ネットワークの機能拡張
  • スタンフォード大にてワークショップを開催
  • インターネットITS実証実験(名古屋、首都圏)実施
  • 54th IETF開催 (横浜)
  • M Root DNS サーバ Anycast In a Rack 運用開始
  • KAMEプロジェクトが平成14年度情報通信月間総務大臣表彰を授賞
  • Global IPv6 Summit in Japan開催 (横浜)
2001
  • 第6回インターネット災害訓練実施 ― IAA
  • IPcar実証実験(横浜)技術協力
  • SOI-Asia プロジェクト開始― SOI
  • SOI スタジオプロジェクト開始 ― SOI
  • インターネットコンファレンス2001 共催 (大阪)
  • Global IPv6 Summit in Japan開催 (横浜)
  • IPcar実証実験(横浜)技術協力(2002年1月まで)
  • Net.Liferium 2001技術協力
2000
  • 第5回インターネット災害訓練実施 ― IAA
  • e-friendsプロジェクト開始
  • INET 2000開催 (横浜)
  • iGrid 2000開催 (横浜) INET2000と同時開催/li>
  • インターネットコンファレンス 2000 共催(横浜)
  • Cisco URPワークショップ(三田)
  • Internet Week 2000開催 (大阪)
  • Global IPv6 Summit in Japan開催 (大阪)
1999
  • 第4回インターネット災害訓練実施 ― IAA
  • NOC-SFO廃止、NOC-LA新設(ロサンゼルス)
  • Cバンド衛星通信を利用してAI3ネットワーク拡大
  • NSPIXP-6運用開始
  • APNICから最初のIPv6アドレスを受領
  • ”IETF IPngWG Interim Meeting をホスト
  • ”慶應大、ウィスコンシン大、奈良先端大でDV/IPv6 を利用した遠隔授業開始 ― SOI
1998
  • 第3回インターネット災害訓練実施 ― IAA
  • 長野オリンピック、長野パラリンピックのサイト運営に協力
  • KAMEプロジェクト発足(2006年3月まで)
  • WIDEプロジェクト10周年記念シンポジウム開催
1997
  • 第2回インターネット災害訓練実施 ― IAA
  • M Root DNS サーバ 運用開始
  • SOIプロジェクト開始
  • NSPIXP-3 運用開始(大阪)
1996
  • IWE '96開催 1月~12月(T3国際線をバックボーンとして利用)
  • 第1回インターネット災害訓練実施 ― IAA
  • 東京-奈良間で初のIPv6専用線を運用
  • アトランタ・オリンピックのサイト運営に協力
  • NSPIXP-2 運用開始
  • スタンフォード大他とモバイル・コンピューティングの共同実験開始
  • Kuバンド衛星通信を利用した AI3 ネットワーク運用開始
1995
  • NOC岐阜設置(ソフトピアジャパン)
  • NOC小松設置(北陸先端科学技術大学院大)
  • AI3 プロジェクト開始
  • 坂本龍一氏のコンサートをインターネットで中継(武道館)
1994
  • 初のNetworld+Interop '94 Tokyo開催、技術協力(幕張)
  • NOC浜松設置(静岡大)
  • NOC八王子設置(東京工科大)
  • WIDE CampにVSAT可搬局設置(2Mbps衛星回線)
  • NOC-SFO(サンフランシスコ)を設置し国際回線を1.5Mbpsに増速
  • NSPIXP-1 運用開始
1993
  • NOC奈良設置(奈良先端科学技術大学院大)
  • NOC北海道設置(札幌エレクトロニクスセンター)
  • 国際接続をハワイ大からNASAに変更(FIX-W)
1992
  • INET'92主催(神戸)
  • NOC広島設置(広島大)
  • IIJと相互接続
1991
  • NOC仙台設置(AIC)
  • SFC-ハワイ大間を増速(192kbps)
  • WIDE Campにネットワーク導入(64kbps)
1990
  • NOC大阪設置(千里国際情報事業財団)
  • NOC-SFC設置(慶應大湘南藤沢キャンパス)
  • NOC福岡設置(システムソフト)
1989
  • 慶應大(矢上)-東大間を接続(64kbps)
  • NACSISの協力のもとNSFに接続(9600bps)
  • WIDEプロジェクトがハワイ経由対米専用線接続(64kbps)
  • NOC東京設置(岩波書店)
  • NOC京都設置(京都高度技術研究所)
1988
  • 合宿を実施
  • 東大-東工大間を接続(64kbps)
1985
  • 「WIDE研究会」(WIDEプロジェクト前身)発足
  • 日本語メール開始(JUNET)
  • 米国CSNETに初めての国際接続(JUNET)
1984
  • 東工大、慶應大間を接続(300bps)
  • 東工大、慶應大、東大間を接続(1200bps)
  • JUNET運用開始
1982
  • 慶應大矢上校舎内にネットワークを構築