WIDE

WIDE Project 研究紹介

左手に研究、右手に運用。社会基盤を両手で支えます。

インターネットは進化し続ける技術です。規模が拡大するにつれて新技術が生まれ、また最適な方法論も変化するため、 その都度実証実験が必要となります。そこでWIDEプロジェクトは「左手に研究、右手に運用」を合言葉に、我が国初のインターネット「WIDE Internet」を共同研究の基盤としてきました。「WIDE Internet」を、実際に運用しながら実験の場としても機能させています。ここで得られた研究成果はただちに運用現場にフィードバックされ、 社会や産業に直結するネットワーク環境を確実なものにしています。

 

Software Defined Media

地球規模での一体感を生み出すような視聴メディアに関する研究開発の重要性が高まっており、グローバルなインターネットを前提とした映像・音響の視聴空間と視聴メディアの設計が重要になっています。Software Defined Mediaではインターネットで収録環境と再生環境を双方向で接続し、視聴オブジェクトを交換しながら3次元表現を持つメディア情報をクラウド処理することによって臨場感のある場を作りだす技術を研究しています。

Software Defined Media 表図

StarBED4プロジェクト

StarBED4プロジェクトではIoT技術の検証を可能とするプラットフォームを提供するための研究開発を行っています。IoT技術はこれまでStarBEDが検証対象として重点を置いていたコアネットワークに適用されるICT技術よりもより人々の身近な分野に導入され、我々の生活に強く影響を与えます。特に家電製品の制御は人体に対する影響を持つため、その技術、製品の安全性は注意深く検証されるべきであり、大規模にIoT技術を検証するための場としてStarBED4が重要な役割を果たしています。

StarBED4 プロジェクト 表図

Internet Exchange

本プロジェクトでは、成長著しい動画トラフィックやモバイルトラフィックでの輻輳を防ぎ、インターネットを円滑に相互接続するための問題点を明確化、その解決技術を研究しています。また、Software Defined Networking(SDN)技術のInternet Exchange(IX)応用についても研究しており、トラフィックの柔軟な制御、攻撃を回避、防御するためのセキュリティ機能の実装および運用技術の確立を目指したProgrammable Internet Exchange (PIXIE)を提案してます。

Software Defined Media 表図

YETI - A Live Root-DNSTestbed

Root DNS Serverは、木構造の名前空間であるドメイン名の根であるRootに対応したサーバであり、現在インターネットで用いられている名前空間であるドメイン名の解決には必要不可欠なサーバです。Rootサーバには、種々の要求があり、それらを実装する場合、既存のDNSを壊さないことを注意深く検証していかなければなりません。現在、WIDEプロジェクト、Farsight Security、およびBeijing Internet Instituteの3者によりYetiと呼ばれるRootサーバに特化したLive Testbedを運用しています。より詳しい情報はhttp://www.yeti-dns.org/から確認できます。

100Gbps級ネットワーク

商用ネットワークと異なり、学術ネットワークでは少数の利用者によって大きな帯域が利用されています。高エネルギー物理学や天文学など、研究者が生成するデータ量が年々増加を続けており、学術的な目的から世界中の研究者がそれらのデータにアクセスしたいという要求もでてきました。こういった背景の中、100Gbps超のネットワークの運用と国際的な相互接続が進められていますが、100Gbps超のネットワーク運用はまだ技術的な課題も多く残っています。WIDEプロジェクトはベンダーと協力しつつ安定運用するための研究を継続しています。