SOI Asia (https://www.soi.asia) は、アジア地域における大学間ネットワーク接続の第一歩を踏み出してから30年の節目を迎え、2026年8月31日から9月2日にかけてインドネシアのバンドン工科大学(ITB)で「第61回 SOI Asia Meeting」および「30周年記念カンファレンス」を開催しました。
設立の基礎となるパートナーシップが結ばれた歴史的な地に、アジア太平洋地域の31のパートナー機関の代表者が一堂に会し、ネットワーク開発、教育、研究における、国境を越えた30年間の先駆的な取り組みを振り返り、共に創る未来について議論しました。
3日間にわたる本イベントは、長年にわたって築いてきた信頼関係や人的ネットワーク、そして世代を超えて受け継がれてきた草の根の協働が、このコミュニティの大きな力であることを改めて確認する機会となりました。
議論では、オープンなプラットフォームや共有インフラを活用して次世代の学びや挑戦をどのように支えていくか、教育機会の格差をどのように縮めていくか、研究の成果を、地域が直面する課題の解決にどのようにつなげていくか、といったテーマが取り上げられました。
本会合の重要な成果の一つが「2026年バンドン宣言」への署名です。2006年(10周年)および2016年(20周年)に示してきた理念を受け継ぎながら、今回の宣言では、「アジア太平洋地域内外での協働を通じて、グローバルでレジリエントな社会の構築に貢献する」ことを、これからの共通の目標として掲げました。また、ブータン王立大学(RUB)が新たなパートナーとして加わるとともに、活動を太平洋全域へと広げる新たな取り組み「SOI Pacific」も発表され、SOI Asiaの次の10年に向けた新たな展開が示されました。

次の30年を見据え、各パートナー大学・研究機関のリーダが登壇したパネルセッションでは、高等教育における人工知能(AI)の活用、オープンサイエンス、マイクロクレデンシャル、社会のレジリエンスなど、これからますます重要となるテーマについて議論が行われました。
かつての参加者や卒業生がアクティブな貢献者として顔を揃えた今回のバンドンでの会合は、SOI Asiaの最も持続的な資産が、互いに支え合い共に地球規模の課題に取り組む、活気にあふれ進化し続けるコミュニティそのものであることを強調するものとなりました。
今回のバンドンでの会合には、かつてSOI Asiaのプログラムに参加した学生や卒業生も、今ではコミュニティを支えるメンバーとして数多く参加しました。世代を超えて人々がつながり、互いに支え合い、それぞれの地域で新たな挑戦を続けていく。30年をかけて育まれてきたこのコミュニティこそが、SOI Asiaの最も大切な財産であり、次の30年をともにつくっていく力となることを改めて確認し、3日間の会合を締めくくりました。
詳細については、以下のリンクをご覧ください。
リリース全文 (英語のみ):
https://www.soi.asia/looking-towards-the-next-30-years-soi-asia-returns-to-bandung/