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第十六回 WIDE賞(2005年秋)

信州松代ロイヤルホテル
2005年9月8日

2005年9月8日、WIDEキャンプに於いてWIDE賞が授与された。

第16回の受賞者は、国内外のLinuxカーネルの研究開発チームとの協力関係の確立し、LinuxのIPv6化に関する大きな貢献が認められた「USAGI Project」に決定した。

WIDE 賞

USAGIプロジェクト 殿

関谷 勇司殿、吉藤 英明殿、宮澤 和紀殿、神田 充殿、国武 功一殿、小堺 康之殿、新本 真史殿、高宮 紀明殿、中村 雅英殿、杉本 信太殿、知念 充殿、稗方 和夫殿、芹沢 一殿、木谷 誠殿、北口 善明殿

貴チームは、2000年の設立以来、先行していたKAMEプロジェクトに追いつき追い越すべく、国内外のLinuxカーネルの研究開発チームとの協力関係の確立し、LinuxのIPv6化に関する大きな貢献を行われました。

その活動は高く評価され、多くの成果が本家カーネルコードとして採用されるとともに、カーネルメインテナとしての地位を獲得されました。

特に、競争相手の多いLinuxコミュニティーの中での、グローバルな活動は、同種の活動の模範とするべきものがあります。
よってここに WIDE 賞を贈呈し、今後のさらなる活動の充実とIPv6の普及への貢献を期待します。

二〇〇五 年 九 月

WIDE Project 代表
村井 純

InternetCAR プロジェクト 受賞者のコメント

慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科 吉藤英明

慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科の吉藤です。

今回WIDE賞を頂きましたUSAGIプロジェクトは2000年の活動開始以来、総勢15名でLinuxにおけるIPv6をはじめとした次世代インターネットプロトコルに関する開発、普及の活動を続けてきました。

当初は実験的な実装とされてきたIPv6スタックも私たちの活動を中心に国内外の協力を得て、実装、改善が進みました。現在ではその機能、品質、安定性が認められ、標準の機能として世界的に広く使われるようになりました。

WIDE賞の受賞は通過点の一つと考えています。現在私たちは移動透過性を実現するモバイルIPv6などの新しい機能の実装、カーネルメンテナーとしての高い品質の維持に力を注いでいます。

今後も国内、国際的な強調を重視しLinux IPv6の更なる普及、発展に力を注いでいきたいと考えています。

本日はありがとうございました。

横河電機 宮澤和紀

横河電機の宮澤です。

この度はWIDE賞というすばらしい賞をいただき、ありがとうございました。

2000年に始まったUSAGIプロジェクトも今年で6年目になりました。設立当初のコミュニティでの評価はまだKAMEプロジェクトの兄弟プロジェクトといったものでしたが、現在ではLinuxにおけるIPv6開発プロジェクトとして高い評価を受けるようになりました。

また当時WIDEプロジェクトではIPv6の研究でKAMEプロジェクトの成果を利用するプロジェクトが多かったのですが、最近ではLinuxも利用されるようになり、これも私たちの成果の一つだと思いうれしく思っています。

私自身は参加当初Linuxの1ユーザーでしかなく、Linuxカーネルやネットワークに関して全くの素人でしたが、プロジェクトメンバーのサポートもあり、現在ではIPsecにおいて1コントリビューターとしてカーネルソースに名前を連ねるようになりました。

これまでUSAGIプロジェクトを続けて来れたのも村井先生、江崎先生をはじめ参加企業各社のサポートのおかげだと思っております。

WIDE賞の受賞を励みに今後も頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。本日はどうもありがとうございました。

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WIDE賞