NSPIXP-6 の運用開始

1999年8月11日
WIDE Project

WIDE Projectは1999年8月11日より、 IPv6 IX(インターネット相互接続点)、NSPIXP-6の実験を東京で開始 しました。 NSPIXP-6は FastEthernetスイッチで構成されており、 NSPIXP-6に接続された組織間で IPv6トラフィックとIPv6経路情報を交換する場となります。 NSPIXP-6は実用的な品質の接続を提供しますが、 スイッチの二重化や24時間メンテナンスなどの 商用品質サービスを提供するわけではありません。

IPv6プロトコルの基本仕様は既に確定し、現在その実装も入手可能です。 かめプロジェクトでは BSDベースのUNIX互換OS用のIPv6リファレンス実装を提供しています。 既にIPv6をサポートしたホストやルータを製品として出荷しているベンダや、 ベータ版として提供しているベンダもあります。 IANAは1999年7月14日、 IPv6アドレスブロックを3つの地域インターネットレジストリに割り当てました。 アジア環太平洋地域を担当しているレジストリである APNICは、1999年7月末から IPv6アドレス割当てサービスを開始しました。 最初のsTLAは1999年8月6日にESnet に割り当てられています。

NSPIXP-6は、IPv6ネットワークの各種の運用経験を得ることを 目的としています。 また、NSPIXP-6はIXベースのアドレス割当て実験、IPv6経路情報サーバ、 IPv6マルチホーミングの実験の基盤となります。 通信総合研究所の協力により、 FastEthernet-ATMブリッジ装置の導入によって、 JGN (日本ギガビットネットワーク) を介したNSPIXP-6への接続も可能になります。 さらに、APAN (Asia Pacific Advanced Network) を介してNSPIXP-6へ海外から接続することも可能です。 レイヤ2技術を用いてNSPIXP-6を他の場所に拡張することも計画 されています。

NSPIXP-6の参加組織はsTLA組織、pTLA組織、 またはpTLA組織に接続されたNLA1組織であることが想定されています。 トランジット経路交換については、各参加組織は他組織と 個別に交渉することになります。

初期状態ではWIDE ProjectInternet Initiative JapanDream Train InternetNTT Communicationsの4 つのネットワークがNSPIXP-6に接続しています。

NSPIXP-6に関するコンタクト先は press@wide.ad.jpです。