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SOIスタジオプロジェクト

SOI スタジオプロジェクトは、世界の教育機関が共有財産として利用できるように発展させ、グローバルな教育環境の構築に貢献することを目指し、デジタルビデオ 品質の映像のやり取りを可能とした次世代の遠隔スタジオを設置し、タイムリーなゲストスピーカーを招聘し、いつでも授業を行える体制を構築しています。な お本プロジェクトは、通信・放送機構(TAO)および、独立行政法人通信総合研究所(CRL)などの支援を受け、NTTコミュニケーションズ株式会社、米 国のNTT MCL社および富士通米国研究所の協力によって実現しています。

<調査・研究開発・実証実験の概要>

  1. SOI Global Studioの運用基盤の構築・運用
  2. スタジオ設計とヒューマンインターフェースの開発
  3. 遠隔授業用アプリケーションの開発
  4. 国際的なIpv6基盤の構築

<スタジオ拠点>

A. 米国カリフォルニア州パロアルト: NTT MCLのパロアルトオフィス内
B. 米国メリーランド州メリーランドカレッジパーク: 富士通米国研究所所内

<ネットワーク基盤>
日本JGN{注:9}、米国Internet2と協力しながら、広帯域な国際規模でのIPv6インターネットを構築します。
本プロジェクトが対象とする4つの研究分野に関する概要は以下のとおりです。

  1. SOI Global Studioの運用基盤の構築
    SOI Global Studio は、高等教育機関によって有効に共有され、定常的に維持・改善・運営されてはじめて利用価値が生まれます。実験期間において、その有効性を確認しながらパ イロットプログラムを実施して評価を行い、将来的な運用体制の基盤構築を目指します。
  2. スタジオ設計とヒューマンインターフェースの開発
    複数地点に存在するメンバー間で知的ディスカッションを行うための最適なユーザインタフェース、スタジオ環境について調査・研究を行い、遠隔地にあっても違和感ないシームレスな知的情報共有環境の構築を目指します。
  3. 遠隔授業用アプリケーションの開発
    複数地点に存在するメンバー間で知的ディスカッションを実現するアプリケーション環境を設計・開発し、実証実験を行います。
  4. 国際的なIPv6基盤の構築・運用
    日米を網羅する、IPv6環境の構築を行い、その上で、マルチキャスト技術などを利用したアプリケーションを実運用レベルに安定させるための技術を模索します。例えば、a) IPv6インターネット網上でのマルチキャスト状態の集中的な状況を把握するための監視・管理手法の開発、b)高品質の映像を中心としたアプリケーションを潤滑に動作させるための利用帯域の制御機能を行う手法の開発など。

脚注:
  1. 総務省が推進する研究用ギガビットネットワークプロジェクトJGN(Japan Gigabit Network)

SOI-Asiaプロジェクト<衛星を使ったアジア圏への講義配信>

SOI-Asiaプロジェクトは、アジアの国々に向けての講義の配信や蓄積がインターネットを通して自由に行われるようになることで、各国における教員の人的資源不足、教育レベルの格差といった問題解決に貢献することを目指しています。

衛星を利用したインターネットを使うことにより、物理的なケーブルの引きにくいアジア諸国の島々にも比較的広帯域なインターネット基盤を構築することが可能となり、蓄積された講義の配信(アーカイブ授業)およびリアルタイムの授業が実現できます。

2001年4月から実験を行っているマレーシアに加え、2002年1月に、タイ、ミャンマー、ラオス、インドネシアの4カ国6大学に設備を導入、2002年2月より、日本からのIT技術に関連するリアルタイム授業、アーカイブ授業を開始しています。

本プロジェクトは、経済産業省、CRL、JSAT株式会社からの支援を受け、Asia-SEED Institute、AI3 (Asian Internet Interconnection Initiatives) Project、北陸先端科学技術大学院大学と協力しています。

<衛星を利用したインターネット環境>
fig-02
アジア諸国の各大学・研究機関は衛星の受信専用アンテナを設置し、衛星アンテナで受信した信号はインターネットのパケットに変換して、イーサネットケーブルを通って各々のコンピュータに送られます(図) 。なおアンテナは受信専用であるため、授業などのコンテンツ要求は、地上線を通って行われます。

<コンテンツのミラー>
受信側の組織にはミラーサーバを置き、SOIで蓄積している講義が、それぞれのミラーサーバから参照可能になります。

< 授業>
2001年度春学期には、SOIはJAD (Japanese Associate Degree Program)、AI3プロジェクトと協力して、マレーシアに向けて遠隔教育を行いました。JADは、日本政府のODA(円借款)によるプロジェクト で、日本の大学への留学を希望する学生に対して、マレーシア国内で日本語による教育を2年間行った後、マレーシア政府が認定した日本の大学の2年次に編入 留学し、日本での学位を取得するという、ツイニングプログラムです。

例 えば、マレーシアで行う教育に、従来の日本からの派遣教員による授業に加えて、日本からの遠隔授業を導入することで、マレーシアで実施できる科目の幅が広 がること、日本の実際の授業に早い段階から慣れて、日本の学生とのコミュニケーションを行うこともできるなど、プロジェクトの価値を向上するさまざまな利 点が期待されています。2001年度春学期には、その最初の試みとして、慶應義塾大学の村井純教授の「インターネット概論」をマレーシアに配信し、56人 のマレーシアの学生が、日本の学生と共に授業を受講し、レポートなどを評価する、という共同授業を実施しました。2002年1月からは、北陸先端科学技術 大学院大学の講義協力を得て、ミャンマー、ラオス、タイに向けた講義の配信を行っています。

SOI 2001年度活動履歴(敬称略)

2001年05月~ 2001年9月  ネットワーク基盤構築。奈良先端科学技術大学院大学、慶應義塾大学などで試験運用開始

2001年07月~ 2002年1月  研究・開発期間

2001年10月~ 2002年3月  実証実験のためのパイロットプログラム実施

  • 慶應大学デザイン言語ワークショップE
    • 参加者:慶應義塾大学SFC非常勤講師吉田暁子@SOI米国東海岸スタジオ
      慶應湘南藤沢キャンパス学部生約30名@SFC
    • 利用スケジュール: 12コマ(10/19, 11/9, 12/7, 1/11, 1/18, 1/19 に各2コマ)

  • 慶應大学インターネットインフラストラクチャビジネス
    • 参加者:Metromedia Fiber Network, Inc.Vice President, Stephan Stuart@SOI米国西海岸スタジオ
      慶應湘南藤沢キャンパス学部生約30名@SFC
    • 利用スケジュール: 1コマ(11/30)

  • Internet2 IPv6 Workshop in Los Angeles, California
    • 概要:SOI米国東海岸より、南カリフォルニア大学ISI に向けて
      Digital Video over IPv6のデモと発表
    • 利用スケジュール: 1コマ(2/12)

  • 慶應ビジネススクール
    • 参加者:マッケンナグループ校條浩@西海岸スタジオより
      KBS留学生約15名@東京渋谷セルリアンタワー内NTTCスタジオへ
    • 利用スケジュール: 2コマ(3/9)

  • パネルディスカッション 北海道ブロードバンドセミナー
    • 参加者:奈良先端科学技術大学院大学
      門林雄基@西海岸より、北海道の会場へパネル参加。
    • 利用スケジュール: 1コマ(3/14)

  • インターネットセッション「米国テロ後のネットと社会のガバナンス」
    • 参加者:SOI米国東海岸スタジオに加藤幹之、Elliot Maxwell
      慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスに国領二郎、伊藤穣一、公文俊平、村井純

  • 米国東海岸スタジオと国内複数大学とのマルチキャスト公開実験(★本日2002年3月22日のEvent)
    • 参加者
      • 米国東海岸スタジオ
        • 慶應義塾大学環境情報学部教授 村井純
        • 富士通米国研究所副社長 松尾和洋
        • メリーランド大学副学長 Don Reily
      • 倉敷芸術科学大学
      • 東京大学本郷キャンパス
      • 奈良先端科学技術大学院大学
      • 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
    • 利用スケジュール: 1コマ(3/22)

  • SOI-Asiaプロジェクト
    • <配信先大学>
      • タイChulalongkorn Universityni
      • ラオスNational University of Laos
      • ミャンマーUniversity of Computer Studies, Yangon
    • <配信講義>
      • 慶応義塾大学環境情報学部教授村井純(1/1)
      • 北陸先端科学技術大学院大学教授篠田陽一(1/31)
      • 北陸先端科学技術大学院大学助教授丹康雄(2/7)
      • 北陸先端科学技術大学院大学教授落水浩一郎(2/14)
      • 北陸先端科学技術大学院大学教授片山卓也(2/21)

2002年3月~ 米国および国内複数大学とのマルチキャスト実証実験開始

 

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