プレスリリース
2009年7月22日
皆既日食映像を活用した子どもたちの交流イベント「グローバル・キッズ・エクリプス2009」を開催
WIDEプロジェクト
平成21年7月22日、WIDEプロジェクト(代表: 村井純 慶應義塾大学環境情報学部教授) (※1)のサブ・プロジェクトであるSOI Asiaプロジェクト(※2)は、WIDEプロジェクトがインターネットにマルチキャスト配信した硫黄島からの日食映像(※3)を利用して、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)と共同で、日本と海外の子どもたちが同時に皆既日食の様子を観察し、お互いの異なる文化を体験する交流イベント「グローバル・キッズ・エクリプス2009」を開催しました。
世界天文年の今年、日本では46年ぶりに皆既日食が観測されました。また、アジアでも部分日食が観測される地域もありました。本イベントでは、参加小学校の児童達に対して、数週間前から日食勉強会を実施して日食への理解を深め、海外の子供たちと意見交換をするために「私の星」をテーマにした絵を描く等、事前準備を進めてきました。
子どもたちに学問の楽しさ、学ぶことの楽しさを体感して欲しい。そして世界の国々の子どもたちの交流を通じて、「アジアの中、世界の中の私たち」であることを感じ、グローバル感覚を創出する機会にしたいと計画されたこのイベントは、SOI Asiaのパートナー校と協力しあい、アジア各地から、小学生、中学生、高校生などを合わせ約500名が参加した。
日本とアジア諸国の子供たちは、硫黄島から送られた皆既日食映像を食い入るように見つめ、ダイアモンドリングの瞬間は、一斉に歓声をあげるなど、グロ―バルに感動を共有する空間を楽しんだ。
イベント後アンケートの結果、各地の教員からは科学への興味を高めるのに大変効果的であったこと、また、子供たちからは、「科学者になりたい」「世界のみんなと身近に会話ができ、世界はつながりを持っていって、段々地球が小さくなるかのようにみんながまとまり合う事を勉強した。」といった感想が寄せられた。現在詳細報告は準備中。
- 開催日時:
- 2009年7月22日(水)9:30-12:00
- 中継拠点:
- 慶應義塾大学日吉キャンパス 協生館多目的教室2
- 参加国:
- 日本、ブラジル、タイ、フィリピン、インドネシア、バングラデシュ、アラブ首長国連邦
- 参加校一覧は下記参照。
- プログラム:
- 09:30 - プログラムスタート
- 09:45 - 日本、ブラジル、フィリピン、タイ、インドネシア 自己紹介
- 10:15 - 日食のしくみについて学習
- 10:25 - 「星」の絵による交流と日食の中継交信
- 10:55 - 休憩
- 11:05 - 横浜と群馬での日食観察
- 11:20 - 硫黄島からの皆既日食映像観察
- 11:35 - 意見交換
- 11:50 - 記念写真撮影
- 12:00 - 終了




- 参加校一覧:
- [日吉会場] 川崎市立住吉小学校、慶應義塾大学、ハリーファ工科大学(アラブ首長国連邦)
- [群馬会場] 群馬県日系ブラジル人日本学校日伯学園
- [バングラデシュ会場] バングラデシュ工科大学、バングラデシュ工科大学附属高校
- [タイ会場] チュラロンコン大学教育学部、チュラロンコン大学附属小学校
- [インドネシア ジャカルタ会場] ユネスコ、インドネシア教育省、ジャカルタ市内高校生
- [インドネシア アチェ会場] シアクアラ大学
- [インドネシア バンドン会場] バンドン工科大学
- [インドネシア マラン会場] ブラビジャヤ大学、MTsNマラン第一中学校、SMPNマラン第一中学校、SMANマラン第九高校、SMA Negeri Jombang高校
- [インドネシア マナド会場] サムラトランギ大学、エベン・ハエザル01/02 クリスチャン小学校、サンタ・テレジア01/02カトリック小学校、2/21/67 私立小学校
- [マレーシア会場] マレーシア科学大学、ペナン市内小学生
- [フィリピン会場] フィリピン大学、フィリピン大学附属小学校、フィリピン大学天文学協会
- 共催:
- SOI Asiaプロジェクト
- 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科
- 協力:
- UNESCO
- 川崎市教育委員会中原区・教育担当
- ブラステル株式会社
- NPO法人 CANVAS
- 詳しくは、グローバル・キッズ・エクリプスWebサイトをご覧下さい。
- 日本語サイト:http://g-edu.kmd.keio.ac.jp/eclipsejp/
- 英文サイト :http://g-edu.kmd.keio.ac.jp/eclipse/
【用語解説】
※1 WIDEプロジェクト
http://www.wide.ad.jp/
Widely Integrated Distributed Environmentの略。代表は、慶應義塾大学環境情報学部教授 村井純。インターネット技術に関する総合的で実践的な 研究開発を推進する産官学共同の研究開発コンソーシアムです。 1988年に設立し、現在、100社を超える企業および40校以上の学術組織が参画して、次世代インターネット技術に関する幅広い研究開発活動を展開しています。
※2 SOI Asiaプロジェクト
http://www.soi.asia/
SOI Asia Projectは、アジア全域の大学間教育協力の基盤構築を目的として2001年に開始されました。本プロジェクトは、衛星技術を使うことで様々な地域のインターネット環境を整備するAI3プロジェクト(http://www.ai3.net/)と協力し、その上で教育基盤を構築しています。2008年4月現在、アジア13か国27の大学および研究機関とパートナーシップを結び、のべ3000人以上の学生を対象に大学レベルの講義30コース(合わせて289講座)の共有を行い、また、国際会議やセミナーなど70以上の特別セッションをリアルタイムで配信しています。
※3 硫黄島からの日食映像
国立天文台、情報通信研究機構、宇宙航空研究開発機構の協力のもとで制作し、超高速インターネット衛星「きずな」の映像伝送実験によって中継された「映像」を利用しました。
以上。
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