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プレスリリース

2005年9月21日

非圧縮HDTV映像を用いた「インターネットメトロノーム」による遠隔ジャズセッションを日蘭間で初めて成功
~ 遅延時間の制御により、地球の裏側にいる奏者とのコラボレーションを実現 ~

WIDEプロジェクト
代表 村井純

WIDE Projectでは、9月21日、愛・地球博の会場(愛知県名古屋市)とオランダ王国アムステルダムにあるSARAとの間で、日欧間で非圧縮HDTV動画 像を用いた遠隔ジャズセッションを成功させました。このジャズセッションには、次世代のインターネット技術の研究テーマの1つであるLight Path技術を用い、IEEAF、NWGpop、CA*net4、MANLAN、SURFnetの複数の国際的研究開発ネットワークの協力を得て、日欧間 にプロビジョニングされた光の通信パスを設定し、このパスを用い、非圧縮HDTV動画像の転送を行いました。この超高画質な動画像を用いて、愛・地球博の 万博会場のジャズ・ミュージシャンと、オランダのジャズ・ミュージシャンがライブ演奏を行いました。

今までにも、遠隔のミュージシャンがインターネットを用いてコラボレーションする実験は行われてきましたが、遅延時間が演奏に与える影響を明らかにする実験に留まっていました。
今回、WIDE Projectが実施した遠隔コラボレー ションでは、NTT研究所が開発したi-Vistoを用いて、HDTV非圧縮転送を行いました。これは、超高画質の動画転送を可能にするものですが、地球規模での通信を考えると、遅延は無視できない値になります。

そこで、今回の実験では、10Gbps級の通信の遅延を付加する遅延制御装置を用い、数msから数1000msまで の遅延時間をさらに加え、演奏者間の遅延時間を制御した環境を構築しました。この機構と、遅延時間を基本としたインターネットメトロノームを用いて、一拍 あるいは一小節といった音楽で用いられるタイミングを制御することにより、離れた場所にいる奏者間での音楽のコラボレーションの可能性を示唆しました。

本実証実験は、情報通信研究機構(NiCT)の「情報家電の IPv6化委託研究開発事業」と連携し、実施しました。

なお、今回の日欧間の光通信パスは、以下の組織との共同研究として実現することができました。

愛・地球博会場 大阪市北区 NTT Communications (1Gbps×2)
大阪市北区 東京都千代田区大手町 WIDE Project/NTT Com (10Gbps)
東京都千代田区大手町 Seattle IEEAF (OC-192中STS-48相当)
Seattle Amsterdam CA*net4 (OC-192中STS-48相当)

また、本プロジェクトは、以下の組織のご協力を得て実現しました。

【本件に関するお問合せ先】

WIDEプロジェクト広報担当 石川
e-mail: press@wide.ad.jp

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