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プレスリリース

株式会社インターネットオートモビリティ研究所
Mobile IPv6/NEMOに対応したモバイルルータを生駒市消防本部に納品
-救急及び消防活動現場を画像で結ぶ支援システムに貢献

納品したシステムは、奈良先端科学技術大学院大学(学長 安田國雄)と生駒市消防本部が進める「救急及び消防活動支援のための画像配信システム開発」に用いられる(添付参考資料)。このシステムを用いることで、 救急車/消防車とインターネットの接続を容易に実現することが可能となり、走行中の救急車から隊員が装着するカメラを通じて画像を入手し、受け入れ先の病 院の医師が患者の状況を把握したり、医師からの指示を隊員に伝えるといったアプリケーションを容易に構築できる。またインターネット技術を用いることで、 従来別々の通信基盤を用いて実現されていた救急車/消防車での地図データベースへのアクセスや現場報告・指揮伝達等の通信を統括して扱えるようになり、全 体のコストダウンをはかることができるようになる。

本モバイルルータ及び関連システムは、WIDEプロジェクト内のKAMEプロジェクト及びNautilus6プロジェクトで開発されたMobile IPv6/NEMO実装であるShisaを元に構成されている。本システムの機能は以下の通り

  • Mobility Support in IPv6 (RFC3775)、Network Mobility (NEMO) Basic Support Protocol (RFC3963)に対応
  • 複数のインターフェイスを用いシームレスな接続を実現 (今回のシステムではPHSと無線LAN (IEEE802.11b)を利用)。インターフェイスは、自由に組み替え可能

なお、株式会社インターネットオートモビリティ研究所とWIDEプロジェクトは、奈良先端科学技術大学院大学と生駒市消防本部が進める共同研究において、次世代インターネット通信システム構築に関して協力する。

IAL Moable Router
モバイルルータ(上) Power on Ethernet HUBより電源を供給できる

補足)

「救急及び消防活動支援のための画像配信システム開発」について
本システムは、救急隊員及び消防隊員が装着するウェアラブルシステムと救急車及び消防車を核とした次世代インターネット通信システムから構成される。ウェ アラブルシステムは、装着型のカメラ及びコンピュータを用いることで隊員の作業を邪魔することなく患者の様子や火災現場の様子を撮影することが可能とな り、これらの画像は車載サーバを経由して、本部サーバに蓄積される。これらの画像は、受け入れ先の病院の医師が参照し患者の様子を把握したり、司令本部に 置いて火災現場の様子を把握したりするために用いられる。また、病院の医師や司令本部の指示を隊員へ伝達することも可能であり、救急・消防活動のより一層 の質の向上が期待される。次世代インターネット通信システムは、これらのシステムの通信基盤を担うシステムであり、次世代インターネット技術(IPv6) を用いて構築される。このシステムは隊員が装着するウェアラブルシステムを接続するだけでなく、車内に設置されるGPSセンサや車載サーバ、各種医療機器 を接続しインターネットを通じて消防本部や病院とのやりとりを可能とする。また接続技術としてPHS/無線LANを組み合わせて用いておりこれらをシーム レスに利用できる。また、これらのシステムが扱う情報はセキュリティやプライバシに注意を要するものであり、安全でセキュアな通信を行えるよう配慮してい る。

IPv6
IPv6 はInternet Protocol Version 6 の略である。インターネットプロトコルとは、インターネットの基盤として共通的に使われている通信手順(プロトコル)の名前。現在一般に使われているもの は、バージョン4 であるが、これの次のバージョンがIP バージョン6 である。IPv6では、大規模なアドレス空間(およそ10 の38 乗)を提供するだけでなく、パケットそのものを暗号化してセキュリティを強化する、移動するノードやネットワークとの通信支援機能を有するなどの特徴を持 ち今後のインターネットを支える中核の技術となる。

Mobile IPv6/NEMO
IPv6の拡張として移動するノード/移動するネットワークを支援するために開発されたプロトコル。これを用いることにより移動する自動車に設置されたノードと継続した通信を実現できる。WIDE プロジェクト
現慶應義塾大学教授の村井純氏らが、コンピュータコミュニケーションを基盤にした新しいネットワーク環境の構築をテーマとして、1988 年に創始した研究プロジェクト。大学などの学術機関や企業など100を超える機関が参加している。(参考:http://www.wide.ad.jp/ ) プロジェクト内に複数のプロジェクトがあり、IPv6に関する研究開発を行い主にBSD系OSのための実装を行っているKAMEプロジェクト(参考: http://www.kame.net/)、Mobile IPv6やNEMOに関する研究開発を行っているNautilus6プロジェクト(ノーチラスシックスプロジェクト - 参考: http://www.nautilus6.org/)などがある。

 

【本件に関するお問合せ先】

株式会社インターネットオートモビリティ研究所
FAX:03-5511-6692
E-Mail: press@ial.jp

【WIDEプロジェクト】

広報担当 石川公子
〒252-8520 神奈川県藤沢市遠藤5322 慶應義塾大学SFC 研究所
TEL:0466-49-3618 FAX:0466-49-3622
E-mail:press@wide.ad.jp URL:http://www.wide.ad.jp/

以上


【参考資料】

平成17年4月8日
奈良先端科学技術大学院大学

NAIST

奈良先端大と生駒市消防本部が救急及び消防活動支援のための
画像配信システム開発の共同研究を開始

奈良先端科学技術大学院大学(学長 安田國雄)は、生駒市消防本部と救急及び消防活動支援のための画像配信システム開発について共同研究契約を行った。

開発するシステムは、救急隊員及び消防隊員が装着するウェアラブルシステムと救急車及び消防車を核とした次世代イン ターネット通信システムから構成される。ウェアラブルシステムは、装着型のカメラ及びコンピュータを用いることで隊員の作業を邪魔することなく患者の様子 や火災現場の様子を撮影することが可能となり、これらの画像は車載サーバを経由して、本部サーバに蓄積される。これらの画像は、受け入れ先の病院の医師が 参照し患者の様子を把握したり、司令本部に置いて火災現場の様子を把握したりするために用いられる。また、病院の医師や司令本部の指示を隊員へ伝達するこ とも可能であり、救急・消防活動のより一層の質の向上が期待される。

次世代インターネット通信システムは、これらのシステムの通信基盤を担うシステムであり、次世代インターネット技術 (IPv6)を用いて構築される。このシステムは隊員が装着するウェアラブルシステムを接続するだけでなく、車内に設置されるGPSセンサや車載サーバ、 各種医療機器を接続しインターネットを通じて消防本部や病院とのやりとりを可能とする。また接続技術としてPHS/無線LANを組み合わせて用いておりこ れらをシームレスに利用できる。また、これらのシステムが扱う情報はセキュリティやプライバシに注意を要するものであり、安全でセキュアな通信を行えるよ う配慮している。

研究開発を担当する本学担当者は以下の通り
- 情報科学研究科視覚情報メディア講座 神原誠之
- 情報科学研究科インターネット・アーキテクチャ講座 砂原秀樹、森島直人

なお、次世代インターネット通信システム構築にあたっては(株)インターネットオートモビリティ研究所及びWIDE Projectと協力して研究開発を行う。

本件に関する問い合わせ先:
TEL: 0743-72-5148
FAX: 0743-72-5149
E-Mail: inet-info@itc.naist.jp

補足)

IPv6
IPv6 はInternet Protocol Version 6 の略である。インターネットプロトコルとは、インターネットの基盤として共通的に使われている通信手順(プロトコル)の名前。現在一般に使われているもの は、バージョン4 であるが、これの次のバージョンがIP バージョン6 である。IPv6では、大規模なアドレス空間(およそ10 の38 乗)を提供するだけでなく、パケットそのものを暗号化してセキュリティを強化する、移動するノードやネットワークとの通信支援機能を有するなどの特徴を持 ち今後のインターネットを支える中核の技術となる。

(株)インターネットオートモビリティ研究所
WIDEプロジェクトにおいて、本学および慶應義塾大学を中心として行ってきた自動車等の移動体をインターネットへ接続する技術に関する研究開発の成果を、実社会に適用するために設立された。本学教授砂原秀樹は取締役を務める。

WIDE プロジェクト
現慶應義塾大学教授の村井純氏、本学教授山口英、砂原秀樹らが、コンピュータコミュニケーションを基盤にした新しいネットワーク環境の構築をテーマとして、1988 年に創始した研究プロジェクト。大学などの学術機関や企業など100を超える機関が参加している。(参考:http://www.wide.ad.jp/ )

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