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プレスリリース

2004年6月30日

次世代の研究教育用ネットワーク運用組織であるIEEAF
日米間10Gbpsのラムダベースのネットワークの運用を開始

WIDE Project

 このたび次世代の研究教育用ネットワーク運用組織であるIEEAFが、日米間に10Gbpsのラムダベースのネッ トワークの運用を開始しました。IEEAFは、次世代の研究教育用ネットワーク環境を、通信事業者や通信機器ベンダーなどさまざまな民間企業の協力とド ネーションで世界規模の次世代ネットワークを構築運用するプロジェクトです。既に昨年、米欧間の10Gbpsのネットワークの運用が開始され、欧州の研究 ネットワークであるSURFnet(*1)やGEANT(*2)、米国のInternet2(*3)やCENIC(*4)、カナダのCANARIE(*5)などがIEEAFの広帯域ネットワークによって相互に接続されています。

今 回の日米間10GbpsのIEEAFのネットワークは、日本国内では、このIEEAFの運用開始に伴って新たに構築されたパブリックなラムダネットワーク 用のIX(相互接続ポイント)であるT-Lexと米国ワシントン州にあるPacific Waveとの間を10Gbpsの帯域で相互に接続し、日本国内のWIDE Internetをはじめ、JGN2などの研究ネットワークと、前述の欧米の各研究教育用ネットワークとの広帯域な通信が可能となります。また、中国の Dragon TapなどもT-Lexへの接続を予定しており、今後アジアの研究教育用ネットワークとの相互接続も予定されています。

IEEAFでは、今後アジアへのネットワークの拡張も予定しており、世界中の研究教育用ネットワークが広帯域なネットワークによって相互に接続され、次世代のインターネットのあり方を模索していくことになります。

WIDE プロジェクトは、NTTコミュニケーションズ株式会社との共同研究により広域イーサネットの長距離伝送および運用技術の確立を行ってきました。これらの研 究成果を利用し、この大規模次世代ネットワーク(10Gbpsイーサネット)の構築と、同ネットワーク上での共同実証実験を行っています。また、Tyco Telecommunications、三井物産株式会社、シスコシステムズ株式会社、株式会社パワードコム、グローバルアクセス株式会社、ファウンド リーネットワークス、日立製作所株式会社、東日本電信電話株式会社、西日本電信電話株式会社の各社にもご賛同いただき、回線提供、機材提供、技術提供など ご協力いただいております。

 


    *1) SURFnet http://www.surfnet.nl/en/
    SURFnetは、150以上の研究機関が接続する、オランダ国内におけるリサーチネットワークを運営し、インターネットサービスへのアクセスを向上させ るアプリケーションの開発と基盤構造の改善に努めています。GigaPort、オランダ産官プロジェクト、教育研究機関と連携し、先進のインターネットテ クノロジー利用に貢献しています。また、GigaPortと共同で設立したNetherLightは、光学帯域巾研究に利用されています。

    *2) GEANT http://www.dante.net/server/show/nav.007
    GEANTは、欧州30カ国の26教育研究機関、EC およびDANTEが協力するプロジェクトとネットワークの名称です。その基本理念は、GEANTネットワーク-特に研究用とされる全欧マルチギガビット データ通信ネットワークの開発にあります。

    *3) Internet2 http://www.internet2.edu/
    Internet2は、200を超える産官学で構成されるコンソーシアムで、先進のネットワーク アプリケーションやテクノロジーを開発、展開しています。

    *4) CENIC:The Corporation for Education Network Initiatives in California (CENIC ) http://www.cenic.org/
    CENICは、California Institute of Technology、California State University、Stanford University、University of California、University of Southern California、在California州Community Collage複数校、および米国内に展開するK-12 スクールシステムにサービスを提供する非営利組織です。CENICのミッションは、研究機関や教育コミュニティに、強靭で複数のレイヤーからなる先進の ネットワークを敷設、展開、運用、調整していくことです。

    *5) CANARIE http://www.canarie.ca/
    CANARIEは、カナダの先進インターネット開発組織で、会員、プロジェクトパートナー、連邦政府から支援をうける非営利組織です。


■ IEEAF (The Internet Educational Equal Access Foundation)

    URL:http://www.ieeaf.org/
    IEEAF(The Internet Educational Equal Access Foundation)は非営利団体であり、通信路と装置の寄付を受け、世界規模の研究・教育機関が使用出来るようにすることを目的とした活動をおこなっ ています。 政府、民間企業、教育機関やその他の非営利団体との共同活動を通してIEEAFは世界規模での共同の教育活動やネットワーク・リソース“Global Quilt”への公平なアクセスを助成しています。 IEEAF太平洋横断リンクはIEEAFが提供する2番目の海洋横断10Gbpsリンクであります。尚、最初の海洋横断10GbpsリンクはIEEAF大 西洋横断リンクです。


■ WIDE プロジェクト について

    URL:http://www.wide.ad.jp/
    WIDE(Widely Integrated Distributed Environment) Projectは、大学や企業など100を超える団体が協力して、オペレーティングシステム技術と通信技術を基盤とした新しいコンピュータ環境の確立を目 的として活動している研究プロジェクトです。WIDEプロジェクトの基本理念は「地球上のすべてのコンピュータに接続し、人や社会の役に立つ分散システム を構築する。そのために必要な課題と問題点を追求する」こと。この理念に基づいて、常に近い将来を見据えた次世代技術の研究を行っています。


■ T-Lex (Tokyo Lambda Exchange)

    URL:http://www.t-lex.net/
    T-Lexは、教育機関および非商用ネットワークを対象とした1/2/3 IXレイヤーです。2004年3月から6月にかけて構築された新しいサービスで、東京終端とするIEEAF TransPacific リンク OC-192回線にて運用されています。これはThe Pacific Northwest Gigapop、ワシントン大学、CENICの3社によって運営されるThe Pacific Waveと同様の設備です。


■ The Pacific Northwest Gigapop (PNWGP) / Pacific Wave

    URL:http://www.pnw-gigapop.net/
    URL:http://www.pacificwave.net/
    PNWGPはアメリカ北西部の次世代インターネットプロジェクトで、高度なアプリケーションの連合です。テストベッドの運用やネットワークの接続も行い、 また Pacific Wave と呼ばれている国際的な Peering サービスのシアトルにおける本拠地にもなっています。PNWGPとPacific Waveは、米国北西部、カナダ、オーストラリア、日本、韓国、台湾などの国際的あるいはアメリカ内部の高性能ネットワークと大学、研究機関、最先端の R&D、新たなメディア・エンタープライズとの相互接続を行っています。


■ 本件に関する問い合わせ先

  • WIDEプロジェクト 広報担当【担当:石川】
    電話:0466-49-3618(ダイヤルイン)
    E-Mail:press@wide.ad.jp

以上

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